专利摘要:
例えば画像誘導下治療に使用されるような画像化システム(102)により決定されるロケーションデータ内の空間歪を特徴づけるためのシステム及び方法(200)。所定の画像化システム(102)の所望される画像空間(120)に合わせて、三次元ファントム(104)をカスタム形成する(204、206、210、212、214)。ファントム(104)は、空間内に既知の高精度で堅固に固定される多数の制御点(105)を含む。ファントム(104)は、既知の較正基準又はゼロを画定する定位固定フレーム(108)へ固定されて画像化される(216)。ファントム(104)用にカスタマイズされたアルゴリズム(218)は、制御点(105)の空間ロケーションを決定する。制御点(105)の少なくとも1つの部分集合に関して、既知の空間ロケーションと決定された空間ロケーションとを比較する(220)。比較(220)は結果的に、観察されて決定された任意の空間歪に関する兆候をもたらす。
公开号:JP2011512899A
申请号:JP2010547814
申请日:2009-02-20
公开日:2011-04-28
发明作者:デイヴィッド;スコット キトル;ロバート;ディー. パールステイン;バーバラ;アン ホースハウザー
申请人:ローマ リンダ ユニヴァーシティ メディカル センター;
IPC主号:A61B19-00
专利说明:

[0001] (発明の背景)
本発明は画像誘導下治療の分野に関し、且つ画像化誤差を特徴づけるためのファントムを生成し且つ利用してこのような誤差の補正を促進するシステム及び方法に関する。]
背景技術

[0002] (関連出願の相互参照)
本出願は、2008年2月22日に提出された米国暫定出願第61/030914号の出願の利益を主張するものである。]
[0003] 画像誘導下治療(IGT)は、1つ又は複数の画像化技術を用いて関連治療のより効果的なデリバリを支援する広範な既存且つ開発中の治療モダリティを指す。IGTは、画像誘導下手術、放射線手術、放射線治療及び他の既存且つ開発中の治療タイプ等の治療モダリティを含む可能性があるが、この限りではない。概して、IGTは、1つ又は複数の画像化技術を利用して関心のある組織の内部構造及び/又は状態を示す情報を収集する。取得された画像データは、概してコンピュータシステム及び関連のアプリケーションソフトウェアによって操作され、画像化部位の三次元仮想モデル又は画像が生成され且つ示される。画像データは、治療が関心のある部位へより正確且つ集中されてデリバリされることを促進するために、関心のある部位を空間内へより正確に位置づけるために使用することが可能である。]
[0004] 多くのアプリケーションにおいて、使用されているIGTの安全性及び効率は3D画像化システムの空間精度に依存する。例えば、所定のIGTは、特有の治療部位又は治療ボリュームを位置づけ且つ識別された標的へ適切な治療を正確にデリバリすることを目的としている。所望される標的部位の空間ロケーションを正確に識別する際の誤差は、適切な治療を正確にデリバリする能力を損なう可能性がある。これは、治療の方向づけを誤ることによって少なくとも意図された治療の効率を損なう可能性があり、且つアプリケーションによっては、例えば治療をうっかりと非標的部位へデリバリすることにより安全性に関して懸念がある可能性がある。]
[0005] IGTにおいては様々な画像化技術を使用することができるが、既知の画像化技術は全て、ある程度の空間歪を生じるという問題がある。磁気共鳴画像法(MRI)は、画像化空間へ印加される強力な磁場を利用して核磁化ベクトル、概して組織内に存在する水分内の水素原子、を選択的に整列させる。この磁化の整列を変更するためにラジオ周波数場が印加され、これにより、磁場内にMRIシステムによって検出可能な摂動が誘導される。しかしながら、MRIシステムを介して得られるロケーションデータは、磁場歪からの空間歪並びに画像化ボリューム内で発生する場合のある化学シフトに曝される。]
[0006] コンピュータ断層撮影法(CT)は、異なる視点から撮られる概して多数の二次元X線画像を分析することによりコンピュータ処理を利用して仮想三次元画像オブジェクトを生成する別のタイプの画像化技術である。しかしながらCT画像化も、ビーム硬化として知られる現象から歪を受ける。]
[0007] 単光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)及び陽電子放射型断層撮影法(PET)は、放射性トレーサ物質及びガンマ線の検出を利用して生体内の機能プロセスを示す場合が多い三次元画像を生成する核医学画像化技術である。概して、SPECTシステムで使用するために選択されるトレーサは直に検出されるガンマ線を放出するのに対して、PETシステムで使用するために選択されるトレーサは陽電子を放射する。陽電子は概して数ミリメートル以内で電子と結合して消滅し、2つのガンマ光子の放出及びこれに続く検出が誘導される。SPECT及びPETシステムは、ガンマ線又はガンマ光子の減衰及び/又は散乱等の因子に起因する空間歪に曝される。]
[0008] 先に述べたように、IGTの効率及び安全性は使用される画像化技術の精度に依存する。従って、画像ボリュームをより精密に画像化する改良されたシステム及び方法に対するニーズが引き続き存在していることは認識されるであろう。また、既存の又は未だ開発されていない画像化システム内に存在する空間歪を特徴づけることに対するニーズも存在する。]
[0009] 実施形態は、医療用画像化システムの空間歪を特徴づけるための方法を含み、前記方法は、所望される標的ボリュームの輪郭及び大きさを推定することと、所望される座標系を決定することと、複数の制御点の所望される配置及びスペーシングを決定することであって、前記所望される配置及びスペーシングは前記決定される輪郭、大きさ及び座標系に整合されることと、前記複数の制御点の前記決定される配置及びスペーシングに整合され且つ前記制御点を略剛性構造において画定するように構成される三次元ファントムを製造することと、前記複数の制御点が対応する複数の第1の既知の空間ロケーションを画定するように前記ファントムを定位フレームに対して固定することと、前記ファントムを画像化することと、前記画像化に基づいて第2の測定される空間ロケーションを決定することと、前記第1の既知の空間ロケーションの選択された少なくとも1つの部分集合を対応する第2の測定される空間ロケーションと比較することと、前記第1の既知の空間ロケーションと前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間の示される任意の空間歪の兆候を計算すること、を備えている。]
[0010] 実施形態は、前記所望される標的ボリュームの輪郭及び大きさの推定が生体の一部分に整合するように実行されることを含む。]
[0011] 実施形態はさらに、前記三次元ファントムが少なくとも部分的にラピッドプロトタイピングプロセスを介して製造されることを含む。]
[0012] 実施形態はさらに、前記ラピッドプロトタイピングプロセスが選択的レーザ焼結を行うことを含む。]
[0013] 実施形態はさらに、前記第2の測定される空間ロケーションに作用して、前記第1の既知の空間ロケーションよりも低減された空間歪を有する補正された測定される空間ロケーションの集合を生成することを含む。]
[0014] 実施形態はさらに、前記ファントムを、前記複数の制御点が略均一なスペーシングで分散されるように製造することを含む。]
[0015] 実施形態は、医療用画像化システムにおける空間的誤差を特徴づけるためのシステムを含み、前記システムは、複数の制御点を画定するファントムであって、前記制御点は三次元空間に分散され且つ互いに対して略固定される前記ファントムと、前記制御点が前記画像化システムの画像化空間内の第1の既知の空間ロケーションを占有して位置づけされ得るように、前記ファントムへ堅固に接続可能であり且つ医療用画像化システムの定位フレームへ接続可能な固定具と、前記画像化システムにより決定される通りの複数の制御点の少なくとも1つの部分集合の第2の測定される空間ロケーションを示すデータを取得するように前記画像化システムと通信関係にある分析モジュールと、を備え、前記分析モジュールは、前記第1の既知の空間ロケーションを前記対応する第2の測定される空間ロケーションと比較し、且つ前記第1の既知の空間ロケーションと前記複数の制御点の少なくとも前記部分集合の前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間で決定される任意の変動の兆候を計算する。]
[0016] 実施形態はさらに、ファントムを囲むように構成されるチャンバを含む。]
[0017] 実施形態はさらに、前記チャンバが前記ファントムを略流体密封するように囲むように構成されることと、前記チャンバにはさらに造影剤が供給されることを含む。]
[0018] 実施形態はさらに、前記分析モジュールがさらに前記第2の測定される空間ロケーションに作用して、前記第1の既知の空間ロケーションよりも低減された空間歪を有する補正された測定される空間ロケーションの集合を生成することを含む。]
[0019] 実施形態はさらに、前記複数の制御点が略均一なスペーシングで分散されることを含む。]
[0020] 実施形態はさらに、前記ファントムが画像化システムにカスタム整合されることを含む。]
[0021] 実施形態はさらに、前記ファントムが前記画像化システムの少なくとも1つの特有の画像化ボリュームにカスタム整合されることを含む。]
[0022] 実施形態はさらに、三次元構造体の画像化オペレーションから結果的に生じる原初の画像ボリュームへ三次元低域通過フィルタを適用するプロセスと、前記三次元構造体へ整合される選択されたカーネルを決定するプロセスと、前記フィルタリングされた画像ボリュームを前記選択されたカーネルと重畳させるプロセスと、前記重畳された画像の局所極大を位置づけるプロセスとを実行させるべくコンピュータシステムを誘導するように構成される機械において実行可能な命令を備える記憶媒体を含む。]
[0023] 実施形態はさらに、画像輝度曲線を多次元でリサンプリングするプロセスを実行するようにコンピュータシステムを誘導する命令を含む。]
[0024] 実施形態はさらに、先に実行されたプロセスを反復すべきか否かを決定するプロセスを実行し、反復すべきであれば、前記フィルタリングされた画像ボリュームを前記選択されたカーネルと重畳するプロセスと、前記重畳された画像の局所極大を位置づけるプロセスと、画像輝度曲線を多次元でリサンプリングするプロセスと、を反復し、反復すべきでなければ、最後にリサンプリングされた輝度曲線の集合の重心を空間座標点の推定として使用するプロセスを実行するよう、前記コンピュータシステムを誘導するための命令をさらに備えている。]
[0025] 実施形態はさらに、第1の既知の空間ロケーションの少なくとも1つの選択された部分集合を対応する位置づけられた局所極大と比較し、且つ前記第1の既知の空間ロケーションと前記対応する位置づけられた局所極大との間の示された任意の空間歪の兆候を計算するプロセスを実行するようにコンピュータシステムを誘導するための命令を含む。]
[0026] 実施形態はさらに、前記位置づけられた局所極大に作用して前記第1の既知の空間ロケーションより低減された空間歪を有する位置づけられた局所極大の補正された集合を生成するプロセスを実行するようにコンピュータシステムを誘導するための命令を含む。]
[0027] 実施形態は、画像化システムの空間歪を特徴づけるための方法を含み、前記方法は、所望される標的ボリュームの輪郭及び大きさを推定することと、所望される座標系を決定することと、複数の制御点の所望される配置及びスペーシングを決定することであって、前記所望される配置及びスペーシングは前記決定される輪郭、大きさ及び座標系に整合されることと、前記複数の制御点の前記決定される配置及びスペーシングに整合され且つ前記制御点を略剛性構造において画定するように構成される三次元ファントムを製造することと、前記複数の制御点が対応する複数の第1の既知の空間ロケーションを画定するように前記ファントムを定位フレームに対して固定することと、前記ファントムを画像化することと、前記画像化に基づいて第2の測定される空間ロケーションを決定することと、前記第1の既知の空間ロケーションの選択された少なくとも1つの部分集合を対応する第2の測定される空間ロケーションと比較することと、前記第1の既知の空間ロケーションと前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間の示される任意の空間歪の兆候を計算することを含む。]
[0028] 実施形態は、画像化システムにおける空間的誤差を特徴づけるためのシステムを含み、前記システムは、複数の制御点を画定するファントムであって、前記制御点は三次元空間に分散され且つ互いに対して略固定されるファントムと、前記制御点が前記画像化システムの画像化空間内の第1の既知の空間ロケーションを占有して位置づけされ得るように、前記ファントムへ堅固に接続可能であり且つ前記画像化システムの定位フレームへ接続可能な固定具と、前記画像化システムにより決定される通りの前記複数の制御点の少なくとも1つの部分集合の第2の測定される空間ロケーションを示すデータを取得するように前記画像化システムと通信関係にある分析モジュールとを備え、前記分析モジュールは、前記第1の既知の空間ロケーションを前記対応する第2の測定される空間ロケーションと比較し、且つ前記第1の既知の空間ロケーションと前記複数の制御点の少なくとも前記部分集合の前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間で決定される任意の変動の兆候を計算する。本発明のこれらの及び他の目的及び優位点は、添付の図面に関連して行う以下の説明からさらに明らかとなるであろう。]
図面の簡単な説明

[0029] 例えば画像誘導下治療に使用される画像化システムである画像化システムの空間歪の誤差を特徴づけるためのシステムの一実施形態を示す概略図である。
画像化システムにおける空間歪を特徴づける実施形態のフローチャートである。
所望される標的部位又はボリューム及び複数の治療経路を含む、例えば画像誘導下治療システムにおける画像化空間又はボリュームの一実施形態を示す詳細な概略図である。
定位フレーム内に固定された高密度グリッドファントムの一実施形態を示す斜視図である。
画像化空間における制御点の空間ロケーションを識別するためのコンピュータ実装アルゴリズムの実施形態のフローチャートである。]
実施例

[0030] 図1は、画像化システム102によって取得される画像データ内に発生する場合のある空間歪を特徴づけるためのシステムの実施形態を概略示している。画像化システム102は、MRI、CT、SPECT及びPETを含む、但しこれらに限定されない広範な画像化技術のうちの1つ又はそれ以上を備えることができる。画像化システム102は、画像化ボリューム又は画像化空間からの1つ又はそれ以上のタイプの放射を受動監視することができる。また画像化システム102は、フィールド、エネルギー及び/又は粒子を発生又は投影し且つ投影又は発生されたこれらのエネルギー及び/又は粒子と画像化ボリュームとの相互作用を監視してもよい。] 図1
[0031] 先に述べたように、既知の画像化システム102は少なくともある程度の空間歪を受ける。少なくとも幾つかのアプリケーションにおいて、この空間歪は少なくとも部分的に概して反復性があり、機械依存性の歪と称することができる。このような歪は、概して、所定の画像化システム102の設計及び構造と、画像化モダリティの性質とに依存する。アプリケーションによっては、空間歪は少なくとも部分的に、画像化されている物質の物理特性にも依存する可能性がある。既知の画像化システム102によっては、空間歪は、所定のポイントの真のロケーションと、画像化システム102により決定されるその測定される空間ロケーションとの間に不一致を生じさせる可能性がある。空間歪は通常、個々の画像化システム102で変わるが、誤差範囲は一般に約数ミリメートルから数センチメートルである可能性がある。本明細書に記述する実施形態は、画像化ボリューム内の多数の制御点におけるこのような誤差の正確な識別又は特徴づけを促進し、且つ任意の歪又は誤差の補正を促進して画像誘導下治療のより正確なデリバリを支援する。]
[0032] 本システムは、三次元すなわち3Dファントム104を備える。ファントム104は、関連づけられる画像化システム102によって周囲の物質から区別されるべく明確に選択される物質を備える。3Dファントム104は、複数の相互接続された細長い中実部材を備えて三次元的に延びるグリッド又はフレーム構造体を備えてもよい。隣接する細長い部材同士の接続又は交差は、三次元で空間的に分散される複数の制御点105を画定する。個々の細長い部材は、ポスト又はストラットと見なすことができる。個々の細長い部材は略直線状であることもあれば、曲がった構造体を画定することもある。略直線状部材と曲がった部材との組合せも可能である。]
[0033] 実施形態によっては、3Dファントム104は中空のエレメントから形成され、この中空エレメントは、関連づけられる画像化システム102によって周囲の物質から容易に識別され得る造影剤又は放射性物質を含む流体で充填されることが可能である。これらの流体カラム同士の接続又は交差は、三次元で空間的に分散される複数の制御点105を画定する。個々の細長い中空部材は略直線状であることもあれば、曲がった構造体を画定することもある。略直線状部材と曲がった部材との組合せも可能である。]
[0034] 3Dファントム104は略剛性構造体であり、よって、制御点105は互いに対して固定的な時不変空間ロケーションに略保持される。これは、3Dファントム104が、三次元的に分散され且つ高精度範囲において知り得る空間ロケーションを有する多数の制御点105を保持することを可能にする。実施形態によっては、所定の制御点105の空間ロケーションは約0.1mm又は100μの精度範囲内、又はこれより高い精度範囲内であることが知られている。実施形態によっては、3Dファントム104は制御点105を0.06mm又は60μである既知の精度範囲内もしくはこれより高い既知の精度範囲に保持する。概して、空間ロケーションの既知の精度はより高いものが好適であるが、速度及びコスト面の懸念事項及び所定のIGTの精度要件に基づいて様々な精度レベルを示すことができる。]
[0035] 実施形態によっては、3Dファントム104は概して、所望される画像空間又はボリューム120の輪郭及び大きさに対応するように形成される(図3参照)。画像空間又はボリューム120は概して、画像化システム102が測定値を取得して仮想画像を生成する空間のボリュームに対応する。多くのアプリケーションにおいて、画像空間又はボリューム120は定位フレーム108に対して固定される。3Dファントム104の構造及び寸法は、関心のある画像空間又はボリューム120に整合されることが可能である。] 図3
[0036] 実施形態によっては、3Dファントム104は、組み込まれる内部ボリュームの周囲に形成される三次元的に延びるグリッドを備えることができ、このグリッドは、検査対象依存性の画像歪を生成することが知られる解剖学的構造体及び/又はインプラントをモデリング又は複製する。例えば、空気を含む洞は、MRに基づく脳の画像化において歪を生成する可能性がある。解剖学的構造体及び/又はインプラントに起因する歪を評価すれば、個々の患者について、画像誘導下治療の精度を著しく向上させることができる。]
[0037] 例えば、画像誘導下治療は、例えば患者の頭部内の関心のある部位である生体の特定の一部に対する局所的治療に高頻度で利用される。従って、少なくとも幾つかのアプリケーションでは、画像化システム102は生体全体の画像データを作成する必要がなく、よって作成しなくてもよい。従って、3Dファントム104は、概して関心のある部位に一致するように構成され且つ寸法決定されることが可能である。図1は、概して円筒形の輪郭又は形状を有する3Dファントム104の一実施形態を示しているが、これは単に一実施形態を示したものである。他の実施形態では、3Dファントム104は、球、立方体、長方形プリズム、三角形プリズム及び他の幾何学的形状を含む、但しこれらに限定されない他の形状又は輪郭を有することが可能である。さらに他の実施形態では、3Dファントム104は、例えば擬人輪郭である不規則な形状を描くことができる。また、他の形状及び輪郭も可能である。] 図1
[0038] 様々な実施形態において、所定の画像化システム102は、画像化システム102により生成される仮想画像の作成において1つ又は複数の座標系を使用してもよく、又は使用することができる。例えば、所定の画像化システム102は、デカルト座標、球又は極座標及び/又は円柱座標を使用してもよい。従って、少なくとも幾つかのアプリケーションでは、3Dファントム104は、好適には制御点105が空間的に配向され且つ関連の画像化システム102により使用される特定の座標系と共働するようにして整合されるべく構築される。よって、様々な実施形態において、3Dファントム104は、概して直交又はデカルト軸、極又は球軸又は円柱軸に沿って位置づけされる制御点105を有することが可能である。]
[0039] 所定のアプリケーションのニーズによって、個々の制御点105は3Dファントム104内で概して均一に分散されることもあれば、様々な非均一分布で分散されることもある。ある非限定的な実施形態では、3Dファントム104は、略均一に分散して配置され且つ約8mmの制御点105のポイントツーポイントスペーシングを有する複数の制御点105を備える。この実施形態は、ポリアミドで製造される3Dファントム104を備えることができる。このような実施形態は、MRI技術を有する画像化システム102における空間歪を特徴づけることにおいて特に効果的であることが発見されている。]
[0040] 先に述べたように、画像化システム102は定位フレーム108との組合せで利用されることが多い。定位フレーム108は、概して、画像化プロセス及び治療プロセスの双方の間に保持され得る略固定剛性の空間的基準又は原点を保持する。例えば、実施形態によっては、定位フレーム108は、患者の頭部を比較的固定的な不動ロケーションに保持するように構成される定位ハローを備えることができる。ある実施形態では、ファントム104及び定位フレーム108へ堅固に接続され得る固定具106が含まれる。実施形態によっては、固定具106のファントム104への接続は略永久的であり、且つ他の実施形態では、前記接続は取外し可能であることも、着脱可能であることもある。少なくとも幾つかのアプリケーションでは、固定具106と定位フレーム108との間の堅固な接続は取外し可能であることが概して好適であろう。この態様は、3Dファントム104を定位フレーム108に対して堅固に、但し一時的に、又は取外し可能に固定する優位点をもたらす。これは、同じ定位フレーム108を利用して3Dファントム104の画像化並びに治療ソース109から等の治療のデリバリの双方を行うことを促進する。]
[0041] 先に述べたように、画像空間又はボリューム120から画像データを作成する際に、所定の画像化システム102は概して少なくともある程度の空間歪を受ける。3Dファントム104の1つ又は複数の実施形態を画像化することによって、画像化システム102は、例えば複数の制御点105の測定されるロケーションデータを作成することができる。3Dファントム104は既知の空間的基準又はゼロを画定する定位フレーム108へ堅固に接続される略剛性構造体を備えることから、測定されたこのロケーションデータは制御点105の既知のロケーションと比較されることが可能である。]
[0042] ある実施形態では、画像化システム102により取得される画像データを分析モジュール110へ伝達することができる。分析モジュール110は、コンピュータ読取り可能記憶媒体上に格納される機械において実行可能なコードを備えることができ、前記コードは、コンピュータシステムを誘導して本明細書に記述される実施形態のうちの1つ又はそれ以上に関して述べるアクションを実行させるように構成される。分析モジュール110には、3Dファントム104の複数の制御点105の既知のロケーションデータを供給することができる。従って、所定の制御点105の既知のロケーションは、第1の既知の空間ロケーション150を備えることができる(図2)。画像化システム102により決定される前記制御点105の測定される空間ロケーションは、測定され又は画像化される第2の空間ロケーション152を備えることができる(図2)。分析モジュール110は、複数の制御点105各々について第1の既知の空間ロケーション150を第2の測定される空間ロケーション152と比較し、且つこの比較を用いて比較により示される任意の空間歪を特徴づけるように構成されることが可能である。] 図2
[0043] コンピュータ処理及び関連するアプリケーションソフトウェア及びメモリを使用することにより、分析モジュール110は、画像空間120内に分散される多数の制御点105について、第1及び第2の空間ロケーション150、152間の任意の空間歪を迅速に特徴づけることができる。所定のアプリケーションの要件によって、分析モジュール110は、3Dファントム104を備える全ての又はほぼ全ての制御点105を分析することができる。アプリケーションによっては、分析モジュール110は、複数の制御点105全体のうちの選択された部分集合のみを分析してもよい。制御点105の選択される部分集合の特定の境界/パラメータが、特定のアプリケーションのニーズ及び要件に基づいて選択され得ることは理解されるであろう。]
[0044] 実施形態によっては、画像化システム102と分析モジュール110との間の通信は双方向性である。このような実施形態では、分析モジュール110はさらに、補正情報を提供して識別された任意の空間歪に対応し且つこれを補正するように構成されることが可能である。従って、実施形態によっては、分析/補正モジュール110は画像化システム102から画像データを取得し、示される空間歪に関してこのデータを分析し、且つ画像化システム102へ戻りデータ及び/又はコマンドを提供することができる。このように、実施形態によっては、画像化システム102は分析/補正モジュール110と共働して補正データ112を提供することができる。]
[0045] 実施形態によっては、分析/補正モジュール110を画像化システム102と物理的に統合できることは理解されるであろう。実施形態によっては、通信関係を保持しつつ分析/補正モジュール110を画像化システム102から物質的に分離することができる。さらに、分析/補正モジュール110のオペレーションが画像化システム102からの画像データの生成又は伝達と同時的である必要はないことも理解されるであろう。従って、本明細書に記述している様々な実施形態によって実行される分析及び補正プロセスは、画像化システム102のオペレーションに対してオフラインで実行される場合もあれば、少なくとも部分的にこれと同時的に発生する場合もある。実施形態によっては、任意の空間歪の分析は画像データの生成と略同時的に、又は並行して発生する。]
[0046] 実施形態によっては、画像化システム102と分析/補正モジュール110との間の通信は、画像化システム102から分析/補正モジュール110への一方向性である可能性がある。従って、実施形態によっては、分析/補正モジュール110から補正データ112を取得することはできるが、画像化システム102自体へは必ずしも提供されない。従って、補正データ112は臨床医又は他のユーザが用いるために提供されることが可能であって、画像化システム102は単に「生データ」又は空間歪を含むデータを提供する。]
[0047] さらに他の実施形態では、分析モジュール110は、所定の画像化システム102内に存在する任意の空間歪の分析のみを提供してもよい。例えば、実施形態によっては、分析モジュール110は、1つ又は複数の制御点105の第1の既知の空間ロケーション150と第2の測定される、又は画像化される空間ロケーション152との間の任意の不一致の大きさ及び方向を示す補正係数114を生成し且つ伝達することができる。補正係数114は、所定のアプリケーションのニーズに基づいて臨床医又は他のユーザ又は他のコンピュータベースシステムによって利用されることが可能である。このように、少なくとも幾つかの実施形態では、画像化システム102及び分析モジュール110の何れも、必ずしも画像空間120の最終的な補正画像データ112を提供する必要はない。]
[0048] 図2は、画像化システム内の空間歪を特徴づける方法の実施形態のフローチャートを示す。本方法200は、概して画像化システム102及び定位フレーム108の設置及び初期較正を記述する開始ブロック202で始まる。開始ブロック202は、空間的基準又はゼロを正確に画定するための定位フレーム108の較正及び方向づけを含むことができる。] 図2
[0049] ブロック204では、所望される画像化ボリューム120が推定される。ブロック204は、所望される画像化ボリューム120の概略の輪郭及び大きさを確立することを含むことができる。ブロック206では、所望される座標系が決定される。ブロック206における所望される座標系の決定は、関連づけられる画像化システム102の特性及び設計に依存することが多い。多くのアプリケーションでは、臨床医及び他のユーザによってデカルト座標が広く使用され且つ理解されているが、球及び円柱座標系も使用することが可能である。]
[0050] ブロック210では、所望される制御点スペーシングが決定される。個々の制御点105間の望ましいスペーシングは、関連づけられる画像化システム102の画像化技術並びにその具体的な動作パラメータに基づいて変わる可能性がある。また制御点105の望ましいスペーシングは、続いて画像化されるべき患者組織の物質特性にも依存して変わる可能性がある。ブロック210は、制御点105が略均一又は非均一に望ましく離隔されているか否かを決定することも含む。例えば、アプリケーションによっては、画像化システム102により画定される画像空間120は、関心のある実際の部位又はボリューム、例えば治療ボリューム又は部位122より事実上大きくてもよい(図3)。このように、少なくとも幾つかのアプリケーションでは、制御点105を非均一に分散させることがより効率的且つ時宜を得ている可能性がある。例えば、制御点105は、より大きい画像空間120において関心のあるより小さい部位122内の空間歪のより正確な特徴づけを達成するために、画像空間120全体における一部分では間隔をより密にされてもよい。これは3Dファントム104の構築を単純にし、且つ関心度の少ない部位における空間歪の特徴づけに要する処理オーバーヘッドを減らすことができる。] 図3
[0051] ブロック212では、3Dファントム104の三次元モデルが作成される。ブロック212は、コンピュータ支援設計(CAD)/コンピュータ支援製造(CAM)等のデジタル設計ツールの使用を含むことができる。]
[0052] ブロック212では、3Dファントム104が、第1の既知の空間ロケーション及び関係性を有する選択された複数の制御点105を画定するために、ブロック212で作成される三次元モデルに基づいて構築される。ある実施形態では、ブロック214は1つ又は複数の、例えば選択的レーザ焼結(SLS)といった、ラピッドプロトタイピング技術を使用する。]
[0053] ある実施形態では、ブロック214は、高出力レーザを用いてポリアミドプラスチックの比較的小さい粒子又は粉末を空間的に高精度に制御されるように選択的に溶融させる追加的な製造技術を使用する。ある実施形態では、ブロック214は、ブロック212において作成された3Dファントムモデルの輪郭及び大きさに従ってポリアミド粉末のベッドの断面を順次走査することにより、ポリアミド粉末を選択的に溶融させる。各断面が走査されるにつれて、ポリアミド粉末は溶融して3Dファントム104の1つの層又はレベルを形成する。走査する各断面にはさらなるポリアミド粉末を追加することができ、3Dファントム104がボトムアップ式又はエンドツーエンド式に構築される。]
[0054] ブロック212において作成される正確な三次元モデルに基づいた選択的レーザ焼結プロセスとの組合せは、多数の制御点105の高精度配置を有する3Dファントム104をもたらす。先に述べたように、実施形態によっては、制御点105は100μ以上の精度で位置づけられる。実施形態によっては、制御点105は60μ以下の精度で位置づけられる。他の実施形態では、溶融堆積モデリング(FDM)及び/又はシリアルリソグラフィ(SLA)を含む、但しこれらに限定されない他のラピッドプロトタイピング技術を利用することができる。さらに、ポリアミドを含む3Dファントム104は単なる1つの非限定的な例であって、他の実施形態は、所定のアプリケーションのニーズによって他の物質を先に述べたポリアミドに追加して、又はその代替として使用できることは理解されるであろう。]
[0055] ブロック216では、3Dファントム104が、例えば固定具106を3Dファントム104及び定位フレーム108へ取り付けることによって、画像空間120内に固定される。定位フレーム108は既知の較正された空間的基準又はゼロを画定すること、且つ制御点105の相対位置もまた一定であり且つ既知であることから、各個々の制御点105の真の空間ロケーションは高精度で既知である。ブロック216は、3Dファントム104を1つ又は複数の画像化システム102で画像化して測定され又は画像化される第2の空間ロケーション152を取得することも含む。]
[0056] ブロック218では、コンピュータ実装アルゴリズムを使用して画像空間120内のファントム制御点105が自動検出される。先に述べたように、方法200の実施形態を使用する装置は、コンピュータ読取り可能記憶媒体に格納され且つ本明細書に記述しているプロセスを実行すべくコンピュータを誘導するように構成される、機械において実行可能なコードを備えることができる。]
[0057] ブロック218では、原初の画像ボリュームへ3D低域通過フィルタが適用される。畳み込みカーネルは、制御点105を形成するグリッド交差部分の構造に整合するように特別に設計されるものが決定され、且つ使用される。このように、畳み込みカーネルは各ファントム104の形状及び寸法に合わせてカスタマイズされる。直線的に配置されたポスト及びストラットにより形成される長方形のグリッドアレイを備える実施形態の場合、好適に使用されるカーネルは、三次元的プラス記号の全体形状を有する。他の構造の制御点105に関しては、他のカーネルを選択して使用することができる。重畳の目的は、画像の交点におけるピクセルの輝度を高めることにある。重畳後の交点は、周囲のグリッドより約50パーセント明るさが増す。]
[0058] 次に、x、y及びz方向の重畳された画像集合に関して、制御点105の局所極大が求められる。これらの極大値を求めることにより、例えば個々の制御点105の空間ロケーションであるグリッド交差部分の座標の初期推定が±0.5ピクセル以上の精度でもたらされる。この推定を精緻化するために、各局所極大を通過するx−y、x−z及びy−z平面における画像輝度曲線はゼロフィリング法を用いてリサンプリングされる。リサンプリングされた3曲線の重心は、グリッド交差部分の座標の新しい推定として使用される。]
[0059] 複数の制御点105に関して測定される第2の座標を識別するためのこれらの実施形態の精度は、本明細書に記述している自動検出ルーチンの実施形態から導出される距離と高精度キャリパを用いて取得される測定値とを比較することによって経験的に決定されている。取得された精度は、予想外の肯定的な結果であった。]
[0060] ブロック220では、制御点105の少なくとも1つの部分集合の画像化システムによる示され又は測定される第2の空間ロケーションと、第1の既知の空間ロケーションとの比較が行われる。ブロック220は、適切な座標系における三次元の各々に分解された任意の検出された歪の大きさ及び方向を返すことができる。またブロック220は、任意の検出された歪の大きさ及び方向を任意の座標系における歪ベクトルとして返すこともできる。ブロック220は、結果を複数の個々の空間歪の兆候として返すことができる。また、ブロック220は、複数の個々の空間歪に関する1つ又は複数の複合的又は一般化された歪の兆候として結果を返すこともできる。]
[0061] ブロック222では、画像化システム102からの生の画像データに対して任意の示された調整又は補正を行うことができ、その結果、補正され又は正規化された画像データ112が得られる。先に述べたように、ブロック222のこの補正は分析/補正モジュール110によって、画像化システム102によって、又は別のコンポーネント又はプロセスによって実行されることが可能である。制御点105が多数であり、よって空間歪である可能性のあるデータも相応に大量であることに起因して、一般に、本明細書に記述している計算及び補正はコンピュータ実装プロセスを介して実行されることが極めて好適である。]
[0062] 図3は、画像空間又はボリューム120の一実施形態をより詳細に概略示したものである。先に述べたように、定位フレーム108は、画像空間120内で行われるロケーション測定のための空間的基準又はゼロを画定する。この実施形態では、画像空間120内の部分集合又はより小さい部位122がユーザにとってより関心の高い部位である。ある実施形態において、この部分集合又はより小さい部位は、より大きい画像空間120全体のうちの1つの部分集合又はより小さい部位を形成する治療空間122に相当する。治療空間122は、治療ソース109からの様々な治療モダリティのうちの任意のものに対する将来の標的ロケーションと空間的に一致する可能性がある。治療には、加速陽子線治療、電離放射線、赤外線、レーザ等のうちの1つ又はそれ以上が含まれる可能性がある。図3は、治療空間122と交差し且つ異なる空間アプローチを介する治療のデリバリを概略示する第1及び第2の治療経路124a、124bも示している。従って、実施形態は、画像空間120内の関心のある治療空間又はボリューム122の空間歪だけでなく、画像空間120を横断する1つ又は複数の治療経路124の空間歪の特徴づけをも提供することができる。] 図3
[0063] 図4は、固定具106及び従って固定された定位フレーム108へ堅固に取り付けられた3Dファントム104の一実施形態を詳細に示している。実施形態によっては、ファントム104を含む物質が画像化システム102の少なくとも幾つかの実装には不可視である可能性がある。例えば、ポリアミド物質は概してMRI、SPECT及びPETベースの画像化システム102には不可視である。] 図4
[0064] 従って、ある実施形態はさらに、ファントム104を囲むように構成されるチャンバ130を備える。チャンバ130は、図4ではファントム104を見やすくするために透明に示されているが、ファントム104を流体密封するように囲むように構成される。チャンバ130は、好ましくは、画像化システム102には見える造影剤132で満たされる。造影剤132は、MRIベースの画像化システム102のための硫酸銅溶液又は鉱油を含むことが可能である。造影剤132は、SPECT又はPETベースの画像化システム102のためのガンマ又は陽電子放出物質を含むことができる。造影剤132は、画像化システム102がファントム104と可視造影剤132との境界を「見て」、これにより画像空間120内の制御点105のロケーションを識別することを可能にする。] 図4
[0065] ある実施形態では、チャンバ130はさらに1つ又は複数のアクセスポート134を備える。アクセスポート134は、造影剤132を導入するためのアクセスを提供する。また、アクセスポートは、チャンバ130からの閉じ込められた空気/泡の清浄化も容易にする。また、アクセスポート134は、定位フレーム108に対するグリッド制御点105のロケーションを検証することが望ましい場合に、ファントム104へのアクセスも提供する。]
[0066] 例えば、(画像誘導下治療の最も正確な形式である)フレームベースの画像誘導下治療では、画像空間及び治療空間の双方が定位フレーム108を基準とする。ファントム104を使用して識別される任意の空間歪のロケーションは、この同じ定位フレーム108を基準にして表現することが好ましい可能性がある。実際には、ファントム104がチャンバ130内に置かれると、チャンバ130は定位フレーム108へ固定的に取り付けられる。本システムは計測ラボへアクセスして、定位フレーム108の基点に対する制御点105のグリッド位置を正確に測定することができる。これらの基点は定位フレーム108の特有の実装に合わせて変わる可能性があるが、定位フレーム108の座標系と見なすことができる。]
[0067] 本明細書に記述している実施形態に従って達成可能な空間精度で3Dファントム104を形成することに適する物質及び処理方法は、これまでは利用できていない。結果的に取得される大量のデータを対応する大量の基準データに照らして分析する適切なアルゴリズムも、やはり利用できていない。これまでも空間歪の問題は存在していたが、適切なソリューションはつかみどころのないものとされてきた。これまでの試みは、所定のアプリケーションに対して開示した実施形態のような精度及び特異度を提供することができていない。画像化システム102を画像誘導下治療の状況において参照してきたが、本明細書に記述し且つ示している実施形態が広範な画像化システムの何れにも効果的に使用され得ることは理解されるであろう。]
[0068] 本発明の好適な実施形態は、これらの実施形態に適用される本発明の基本的な新規特徴を示し、説明し且つ指摘しているが、示されているデバイスの詳細な形式の様々な省略、置換及び変更が当業者によって本発明の精神を逸脱することなく行われてもよいことは理解されるであろう。従って、本発明の範囲はこれまでの説明に限定されるべきではなく、添付の請求の範囲によって規定されるべきものである。]
权利要求:

請求項1
医療用画像化システムの空間歪を特徴づけるための方法であって、所望される標的ボリュームの輪郭及び大きさを推定することと、所望される座標系を決定することと、複数の制御点の所望される配置及びスペーシングを決定することであって、前記所望される配置及びスペーシングは前記決定される輪郭、大きさ及び座標系に整合されることと、前記複数の制御点の前記決定される配置及びスペーシングに整合され且つ前記制御点を略剛性構造において画定するように構成される三次元ファントムを製造することと、前記複数の制御点が対応する複数の第1の既知の空間ロケーションを画定するように前記ファントムを定位フレームに対して固定することと、前記ファントムを画像化することと、前記画像化に基づいて第2の測定される空間ロケーションを決定することと、前記第1の既知の空間ロケーションの選択された少なくとも1つの部分集合を対応する第2の測定される空間ロケーションと比較することと、前記第1の既知の空間ロケーションと前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間の示される任意の空間歪の兆候を計算することと、を備える方法。
請求項2
前記所望される標的ボリュームの輪郭及び大きさを推定することは、生体の一部分に整合するように実行される、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記三次元ファントムは少なくとも部分的にラピッドプロトタイピングプロセスを介して製造される、請求項1に記載の方法。
請求項4
前記ラピッドプロトタイピングプロセスは選択的レーザ焼結を含む、請求項3に記載の方法。
請求項5
前記第2の測定される空間ロケーションに作用して、前記第1の既知の空間ロケーションよりも低減された空間歪を有する補正された測定される空間ロケーションの集合を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
請求項6
前記ファントムを前記複数の制御点が略均一なスペーシングで分散されるように製造することを含む、請求項1に記載の方法。
請求項7
医療用画像化システムにおける空間的誤差を特徴づけるためのシステムであって、複数の制御点を画定するファントムであって、前記複数の制御点は三次元空間に分散され且つ互いに対して略固定される前記ファントムと、前記制御点が前記画像化システムの画像化空間内の第1の既知の空間ロケーションを占有して位置づけされ得るように、前記ファントムへ堅固に接続可能であり且つ医療用画像化システムの定位フレームへ接続可能な固定具と、前記画像化システムにより決定される通りの前記複数の制御点の少なくとも1つの部分集合の第2の測定される空間ロケーションを示すデータを取得するように前記画像化システムと通信関係にある分析モジュールと、を備え、前記分析モジュールは、前記第1の既知の空間ロケーションを前記対応する第2の測定される空間ロケーションと比較し、且つ前記第1の既知の空間ロケーションと前記複数の制御点の少なくとも前記部分集合の前記対応する第2の測定される空間ロケーションとの間で決定される任意の変動の兆候を計算するシステム。
請求項8
前記ファントムを囲むように構成されるチャンバをさらに備える、請求項7に記載のシステム。
請求項9
前記チャンバは前記ファントムを略流体密封するように囲むように構成され、且つ前記チャンバにはさらに造影剤が供給される、請求項8に記載のシステム。
請求項10
前記分析モジュールはさらに前記第2の測定される空間ロケーションに作用して、前記第1の既知の空間ロケーションよりも低減された空間歪を有する補正された測定される空間ロケーションの集合を生成する、請求項7に記載のシステム。
請求項11
前記複数の制御点は略均一なスペーシングで分散される、請求項7に記載のシステム。
請求項12
前記ファントムは前記画像化システムにカスタム整合される、請求項7に記載のシステム。
請求項13
前記ファントムは前記画像化システムの少なくとも1つの特有の画像化ボリュームにカスタム整合される、請求項12に記載のシステム。
請求項14
三次元構造体の画像化オペレーションから結果的に生じる原初の画像ボリュームへ三次元低域通過フィルタを適用するプロセスと、前記三次元構造体へ整合される選択されたカーネルを決定するプロセスと、前記フィルタリングされた画像ボリュームを前記選択されたカーネルと重畳させるプロセスと、前記重畳された画像の局所極大を位置づけるプロセスと、を実行させるべくコンピュータシステムを誘導するように構成される機械において実行可能な命令と、を備える記憶媒体。
請求項15
画像輝度曲線を多次元でリサンプリングするプロセスを実行するようにコンピュータシステムを誘導する命令をさらに備える、請求項14記載の記憶媒体。
請求項16
先に実行されたプロセスを反復すべきか否かを決定するプロセスを実行し、反復すべきであれば、前記フィルタリングされた画像ボリュームを前記選択されたカーネルと重畳するプロセスと、前記重畳された画像の局所極大を位置づけるプロセスと、画像輝度曲線を多次元でリサンプリングするプロセスと、を反復し、反復すべきでなければ、最後にリサンプリングされた輝度曲線の集合の重心を空間座標点の推定として使用するプロセスを実行するよう、前記コンピュータシステムを誘導するための命令をさらに備える、請求項15に記載の発明。
請求項17
第1の既知の空間ロケーションの少なくとも1つの選択された部分集合を対応する位置づけられた局所極大と比較するプロセスと、前記第1の既知の空間ロケーションと前記対応する位置づけられた局所極大との間の示された任意の空間歪の兆候を計算するプロセスと、を実行するように前記コンピュータシステムを誘導するための命令をさらに備える、請求項14に記載の記憶媒体。
請求項18
前記位置づけられた局所極大に作用して前記第1の既知の空間ロケーションより低減された空間歪を有する位置づけられた局所極大の補正された集合を生成するプロセスを実行するように前記コンピュータシステムを誘導するための命令をさらに備える、請求項17に記載の記憶媒体。
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